この夏、サッカー、バスケット、バトン等のスポーツ少年団の練習と合宿風景を見る機会があった。どのスポーツも、生徒・指導者・保護者の皆様が一生懸命なので感心した。特に、夏の暑い日の練習には、保護者の方々のお手伝いが役立っているようだ。
その中で、サッカーの試合を見た時のこと。
ある選手が得点を挙げ、ハーフタイムとなった。自席に戻ってくるとまわりの保護者の方々が、一斉に選手にうちわで風を送り、スペシャルドリンクをあたえ、汗を拭いてやっていた。特に、得点を挙げた選手には、過剰なくらいチヤホヤしているように見えた。その選手は自分では汗も拭かず、足を投げ出したまま、ただ、スペシャルドリンクを飲んでいるだけだ。
「何か変だな?」と感じたのは私だけだったのだろうか?「得点を挙げれば他のことは何もしなくて良いのか?」「試合に勝てばそれだけで良いのか?」、チームプレイだからこそ、他の選手に助けてもらって得点する事が出来たわけだし、汗ぐらい自分で拭けばよい。もっと他の選手に声をかけ、後半の試合に向け士気を高揚させる態度を取ってもらいたいと感じた。
私も中学・高校とサッカーをやっていたが、今のように親が試合や合宿に付き添うことはなかった。
最近は、幼稚園の頃からたくさんの習い事をされる方が増えている。当道場にも多くの子どもたちが稽古に来てくれている。将来、これらの中から素晴らしい選手も輩出されることだろう。しかし、これだけでよいのだろうか?選手を目指すための習い事ではないはずだ。
ある有名サッカー選手が戦力外となり、自分の所属先を外国で一人で捜しているニュースをTVで見たことがある。試合によく出ていた頃と違って、ひとつひとつ言葉を選んで喋っているように感じた。高校生の頃から多くの取材を受け、スタープレーヤーになり、少し浮かれていた自分を反省しているかのような口振りだった。現在は、炊事・洗濯・掃除を一人でこなし、生活してゆくことの大変さを身をもって体験したようだ。
スタープレーヤーの時期はそんなに長くはない。それ以後の人生の方が遙かに長いのだ。私たちが子供たちに何を伝え、どう育んでゆくのか、これは私たち大人が日常的に考え行動してゆかねばならないことだ。試合の結果だけを追い求めてはいけないはずだ。
「勝って奢らず、負けて腐らず」、苦しくても我慢し、周りの人、みんなに感謝の出来る、そんな子供たちが増えてくれれば・・・と考えている。
教育学博士の伊藤隆二氏が著書『こころの教育』の中で次のように述べている。
「『こころの教育』を考えた時、大人は何をすればよいのでしょう。それは、数多くありすぎて一言では言い表せません。しかし、あえて一言で言うなら「よい生活」をすることでしょう。それは、生活態度(起床・食事・睡眠等)、家族関係(尊重・協力・慰労等)、文化(勤労・読書・絵画や音楽鑑賞・ボランティア活動等)の分野においてより良い生活を心がける事です。
物が豊富だからこそ、我慢することを覚えず、不便を感じ、思いどおりにならないとすぐにキレてしまう。これは心が貧しくなった証拠です。」と。
私たちは、空手を通して強い精神力と体力の向上を目指し、その裏付けがあってこその優しさを身に付けてほしいと考えている。各家庭では、子どもたちに対して過保護になり過ぎてはいないか。世話を焼きすぎてはいないか。又、家庭の中で親が言い訳をしていないか。何げない言動が子どもに大きな影響を与えるのだ。
今一度、保護者の皆様が自分自身の生活態度を見直してみてほしい。
親が変われば、子供が変わってゆくのだ。
その中で、サッカーの試合を見た時のこと。
ある選手が得点を挙げ、ハーフタイムとなった。自席に戻ってくるとまわりの保護者の方々が、一斉に選手にうちわで風を送り、スペシャルドリンクをあたえ、汗を拭いてやっていた。特に、得点を挙げた選手には、過剰なくらいチヤホヤしているように見えた。その選手は自分では汗も拭かず、足を投げ出したまま、ただ、スペシャルドリンクを飲んでいるだけだ。
「何か変だな?」と感じたのは私だけだったのだろうか?「得点を挙げれば他のことは何もしなくて良いのか?」「試合に勝てばそれだけで良いのか?」、チームプレイだからこそ、他の選手に助けてもらって得点する事が出来たわけだし、汗ぐらい自分で拭けばよい。もっと他の選手に声をかけ、後半の試合に向け士気を高揚させる態度を取ってもらいたいと感じた。
私も中学・高校とサッカーをやっていたが、今のように親が試合や合宿に付き添うことはなかった。
最近は、幼稚園の頃からたくさんの習い事をされる方が増えている。当道場にも多くの子どもたちが稽古に来てくれている。将来、これらの中から素晴らしい選手も輩出されることだろう。しかし、これだけでよいのだろうか?選手を目指すための習い事ではないはずだ。
ある有名サッカー選手が戦力外となり、自分の所属先を外国で一人で捜しているニュースをTVで見たことがある。試合によく出ていた頃と違って、ひとつひとつ言葉を選んで喋っているように感じた。高校生の頃から多くの取材を受け、スタープレーヤーになり、少し浮かれていた自分を反省しているかのような口振りだった。現在は、炊事・洗濯・掃除を一人でこなし、生活してゆくことの大変さを身をもって体験したようだ。
スタープレーヤーの時期はそんなに長くはない。それ以後の人生の方が遙かに長いのだ。私たちが子供たちに何を伝え、どう育んでゆくのか、これは私たち大人が日常的に考え行動してゆかねばならないことだ。試合の結果だけを追い求めてはいけないはずだ。
「勝って奢らず、負けて腐らず」、苦しくても我慢し、周りの人、みんなに感謝の出来る、そんな子供たちが増えてくれれば・・・と考えている。
教育学博士の伊藤隆二氏が著書『こころの教育』の中で次のように述べている。
「『こころの教育』を考えた時、大人は何をすればよいのでしょう。それは、数多くありすぎて一言では言い表せません。しかし、あえて一言で言うなら「よい生活」をすることでしょう。それは、生活態度(起床・食事・睡眠等)、家族関係(尊重・協力・慰労等)、文化(勤労・読書・絵画や音楽鑑賞・ボランティア活動等)の分野においてより良い生活を心がける事です。
物が豊富だからこそ、我慢することを覚えず、不便を感じ、思いどおりにならないとすぐにキレてしまう。これは心が貧しくなった証拠です。」と。
私たちは、空手を通して強い精神力と体力の向上を目指し、その裏付けがあってこその優しさを身に付けてほしいと考えている。各家庭では、子どもたちに対して過保護になり過ぎてはいないか。世話を焼きすぎてはいないか。又、家庭の中で親が言い訳をしていないか。何げない言動が子どもに大きな影響を与えるのだ。
今一度、保護者の皆様が自分自身の生活態度を見直してみてほしい。
親が変われば、子供が変わってゆくのだ。
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